創業当時の想いを教えてください。

父親が宮大工の棟梁で、子どもの頃から大工の優れた技術や良質の国産木材に触れる機会が多く、その影響もあり、創業時から、国産木材にこだわって、お客様が末永く心地よく暮らせる家を建てようと決めていました。 建てた家の素晴らしさを理解してもらうには、セールストークよりも実際に家の隅々まで見て触れていただくのが一番いいと考え、創業時から現在に至るまで「現場見学会」を多数開催しています。初年度わずか7棟だった新築契約数は、おかげさまで順調に伸び、現在は延べ2000棟を越えています。

長くお客様に支持されている理由は、どんなところにあるとお考えですか。

創業以来、家づくりの信念がまったくブレないからだと思います。私自身が木材の目の詰まり、年輪などを直接確かめて、本当に質の良い国産木材だけを使う。そして、そういう木材を上手に扱える熟練の大工を始め、左官、建具屋など、日本の本来の家づくりに欠かせない職人たちを揃えている。それが長年心地よく暮らせるいい家づくりの秘訣です。 近年は手間ひまのかかる自然乾燥の木材が減少し、良質の木材の確保が難しくなっています。しかし、木の本来の持ち味を活かすためにはやはり自然乾燥の木材を使いたい。この信念は何ら変わりません。幼い頃から父の側で見ていた、本物の家づくり。そのためのこだわりや譲れないこと。それを今も忠実に守っているだけです。